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静岡セミナーの成果をバネにして
‘元気と勇気がでる’鹿児島セミナーへ


第23回全国夏期セミナー実行委員長・性教協本部幹事 佐藤 弘道


  〜性教育をめぐる情勢と性教育の基本と本質を開い直す視点に立って〜

 今年の夏期セミナーは,性教協への誹謗,中傷などのバッシングの攻撃が吹き荒れ,まさに‘嵐の中’で幕を開けました。様々な妨害や参加者の減少も心配されましたが,現地静岡サークルをはじめ,性教協を支える多数の関係者の理解と協力により1300人を越える参加者を募り,大きな妨害もなく無事終了することができました。ありがとうございました。また,研究内容においても性教協の理論と実践の方向の正しさと日本の性教育の本流としてますます大きな意義があることに確信を持つことができました。今後の課題については,誠実に謙虚な姿勢で受け止め,検討し,取り組んでいきたいと考えております。
 さて,来年の第23回夏期セミナーは,鹿児島市で開催します。九州では,熊本・長崎に続いて3回目の開催となります。九州ブロックで支援体制を築きつつ,準備は着々と進められています。静岡セミナーの閉会式では,のべ50人が壇上に上り,子どもたちも加わり鹿児島らしい寸劇を交えたユーモアあふれる楽しい挨拶となり,現地の並々ならぬ‘決意’と‘意欲’を肌で感じることができました。また,鹿児島の方々のやさしい人柄に触れ,心温まる思いでした。来年の鹿児島セミナーも大いに期待してください。
 冒頭でも述べたようにこの一年を振り返ると性教協は,頼みもしない様々なバッシングの嵐の中で多大の迷惑を被りました。性教協への批判にもならない誹謗や中傷ではありますが,前向きに考えると″性教育をめぐる情勢と性教育の基本と本質について問い直す″学習の機会になった事も事実です。
 いま,なぜ性教育や性教協への攻撃なのでしょうか。基本的なねらいは,国民が主権者としての性教育ではなく,国家権力の支配下に性教育を管理しようとする大きな動きが進められてるからです。しかも性教育は一般的には充分に教育活動が進んでおらず,個の人権に関わる教育内容を含んでいることも有り,介入しやすい土壌があるからです。ましてや,性教協は国民が主権者の性教育を科学・人権・自立・共生を基本理念の柱に創造的に活動してきた民間の教育研究団体です。自由な研究活動や運動を妨害しようとする意図は明白です。
 このような情勢の中で,これからも様々な攻撃が各地でますます強く大きく広がっていくかもしれません。だからこそ一人一人の主体性を発揮し,先を見通し楽観的な勇気ある行動が大事です。また,なにより個人と組織の両面での連帯の輪を大きく広げ,研究運動のうねりをつくり,力に変えていくことがあらゆる攻撃を跳ね返すバネとなります。
 静岡セミナーの成果をバネにして鹿児島セミナーでは,是非とも元気と勇気のでるセミナーにしていきましょう。
 そして,日本の性教育の本流である性教協の研究運動に誇りと自信を持って実践を積み上げ,来年の7月29日〜31日に鹿児島セミナーでお会いしましょう。心よりお待ちしております。


(人間と性教育研究協議会編「人間と性」会報190号より転載)



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